ガス空調

ガス冷暖房

ガス冷暖房は、都市空調に最適な多くのメリットを持っています。
地球環境にやさしいガスエネルギーの有効活用・夏場のピーク電力使用の負荷調整に寄与します。

吸収式ガス冷温水機

【吸収式ガス冷温水機の特徴とメリット】

◆環境にやさしい空調 冷媒に水を使用するノンフロン空調です。
冷却塔で放熱するので、ヒートアイランドへの影響が少ないシステムです。
◆省エネルギーを実現 機器効率の向上や台数制御運転などにより、大幅に省エネルギーを達成。
◆運転費を低減 割安なガス空調料金が適用でき、消費電力も少ないので、省コストです。

 

【吸収式ガス冷温水機のしくみ】

液体が持つ「液体は、蒸発する時に周囲から熱を奪う」性質と、「液体は、気圧が低くなると蒸発しやすくなり通常より低温度で沸騰する」という2つの性質を利用し、効率的な冷暖房を行えるようにしたのが【吸収式ガス冷温水機】です。

夏は水を冷媒として使い、吸収液で冷水にして冷房します。
冬は水を直接ガスで温水にして暖房します。
装置の中では、真空化された4つの部屋を水が順に流れていきます。
(真空なので水は約5℃で沸騰)

そして水の蒸発→吸収→凝縮→再生のサイクルを繰り返して冷房を行います。従ってガス冷暖房の冷媒は“水”であり、フロンをまったく使わない環境にやさしい冷暖房です。

(図をクリック)

GHP(ガスヒートポンプ・通称ガスヒーポン)

【GHP(ガスヒートポンプ)のの特徴とメリット】

◆瞬間快適暖房 熱効率の高いガスエンジンを使う上にガスエンジンの排熱を効率よく活用。
運転開始後、素早く温風を吹出すので寒い冬の朝でもスピーディーに暖房します。
◆快適・省エネ インバータ効果でエネルギーロスの少ない省エネ運転で室内を素早く快適温度にします。
マイコンで室温に合わせて効率よくエンジン回転数をコントロールします。
◆消費電力が10分の1 コンプレッサをガスエンジンで駆動させるので、GHPの総消費電力は、電気式のヒートポンプと比べて、約10分の1で済みます。
契約電力を低くしたり、受電設備を軽減することができます。
◆運転費の低減 割安なガス空調料金が適用でき、消費電力も少ないので、省コストです。

【冷暖房のしくみ】

GHP(ガスヒートポンプ)は、室外機のコンプレッサーをガスエンジンで駆動し、ヒートポンプ運転によって冷暖房を行うエアコンです。
吸収式ガス冷温水機と同様に「液体は、蒸発する時に周囲から熱を奪う」という性質と、これとは逆に「気体が凝縮して液化する時には、熱が発生する」という性質を利用します。つまり、“気化”と“液化”のサイクルを強制的に繰り返すことで、冷暖房を行うしくみです。


(図をクリック)

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